■女怪井戸端会議■ 土居貴耶さん沃飛:あぁ、延麒ったら! また泰台輔をあのようなところへお連れしたりして。汕子:お気になさらないでくださいな。泰麒は延台輔にいろいろな所へご案内してい ただくのが大好きなんです。ほら、あんなに楽しそう。昨晩も目が冴えて随分遅くま で寝付けなかったんですよ。 沃飛:けれど…。 汕子:景台輔もいらっしゃいますし、大事ございませんでしょう。それにしても、延 台輔はこういう場所をよくご存知ですのね。 芥瑚:本当に…自国でも王宮から少し離れてしまえば分からぬことも多いというの に、こうして雁を出られてもまるでご自分のお庭のよう。 沃飛:政務よりも遠出の時間の方が圧倒的に多いんですもの。本来でしたら主上に 叱っていただくと良いのでしょうけど、当のご本人がご一緒とあってはもうどうしよ うもなくて…まぁ!何てこと。あれでは泰台輔のお召し物が汚れてしまいますわ、延 麒!お待ちください、延麒! 芥瑚:あらまぁ、相も変わらず気苦労の絶えないこと。 汕子:景台輔は羽目を外されたりなさらないんですか。 芥瑚:昔からやんちゃ、というにはほど遠い性格でしたのよ。むしろあのしかめっ面 と仏頂面が問題で。四六時中、こう眉間にシワを寄せたままでしょう。あのままじゃ 主上も息が詰ま…あら?あらあら!なんてことでしょ、景麒……あれ、笑ってますわ ね。驃騎、班渠。雀胡もいらっしゃいな。ほら、珍しいものが見られますよ。 汕子:傲濫…私たちの可愛い泰麒を、あのお2人にお預けしても良かったのでしょう か。 傲濫:聞くな。 |
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