■韓国語訳十二国記について

皆さんは、十二国記が韓国語でも出版されているってご存知でしたか?

韓国では、旧漢字の方の「国」を使って「十二國記」と表記し、「シビグッキ」と発音します。
韓国語訳をされているのは、「金沼亨(キム ソ ヒェオン)」さんという方で、ご本人が十二国記の熱烈なファンでいらっしゃるそうです。
韓国語版表紙
 そして右図が、韓国語版の装丁。

通しで巻数が書いてありますが、それぞれ、
1『月の影影の海(上)』
2『月の影影の海(下)』
3『風の海迷宮の岸(上)』
4『風の海迷宮の岸(下)』
5『東の海神西の滄海』
6『風の万里黎明の空(上)』
7『風の万里黎明の空(下)』

に当たります。『図南の翼』『黄昏の岸暁の天』『華胥の幽夢』は、韓国ではまだ出版されていません。

(03年に、8巻に当たる『図南の翼』も刊行されたそうです。諸々の出版事情で、続巻の刊行の目処は立っていないのだそうな…)

表紙絵の青いのは地球ではなくて月のグラフィックで、前面には、『月の影 影の海(上)』p.60の、陽子と芥瑚のイラストが使われています。さらに、裏表紙には、同書p.11の、迫り来る妖魔たちのイラストも使われています。(→詳細画像
どうです、かっこよくないですか!? 講○社で出版された文庫の表紙と比べたら、手が込んでいて素敵ですよね!
 韓国では、小説の表紙にイラストを使うことは希なのだそうで、山田さんのカラーイラストは見られないそうです。ただし、書中の挿絵はきちんと入っているので、モノクロイラストは見られます。
挿絵入りというのも、韓国では珍しいことだそうです。
韓国語版(開いたところ)


上図が、本を開いたところです。ご覧のように、きちんと画伯の挿絵が。『月の影影の海』で、楽俊が陽子に里木を見せている場面ですから、文章もそこの内容が書かれている・・・はず、ですね。
ハングルは英語と同じ横表記ですから、本の綴じ自体も日本とは逆になります。


いかがですか?韓国旅行に行かれたら、どうでしょう、おみやげに一つ!

(03/3/27) (03/10/4追加修正)
写真提供:TRiCKER様、そのお友達。kamsahamnida!
※掲載画像の無断転載は厳禁です


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