●六日目(05年1月15日) さあ、ヴェルサイユ宮殿を見に行く日です!RER(電車)に乗ってさぁレッツゴー!メトロは一律料金ですがRERは目的地までの切符を買わなければいけません。行きたい駅の名前をスケッチブックにでっかく書いて、窓口で駅員さんに見せるとスムーズに買えます。フランス語の発音難しいんだもん! 駅から宮殿が見えるということだったのですが、さっぱりどっちに行っていいものやら分かりません。通りすがりのご老人に「Where is ヴェルサイユ?(ヴェルサイユはどこ?)」と聞くと、おじいさんは私たちの顔を見て「Japanese, OK?(日本語でいい?)」と言います。驚いて「OK」と答えると、おじいさんは考え考え 「城へ…行きマスか」 「はい!城です」 「こ…の…道を…行きます。まー…」 「あ!この道ですね!ありがとうございます!」 「ま……まっすぐ…に!」 この時点で、単語じゃないフランス語を話そうとする努力をすっかり放棄していた私たちですが(会話集とか持っていったんだけどね…)、まさかフランス人に日本語を話してもらうなんて! しかもおじいさん、勉強したてみたいな雰囲気があったので、何歳からでも勉強はできるもんだな!と再確認しました。 そうこうしているうちにヴェルサイユに到着です。またどーーーん!と宮殿が建っています。 …しかし、オルセーやルーヴルなど豪華な建築を連日見ているためか、豪華な内装は新鮮味に欠けます。しかも有名な鏡の間はなんと半分以上修復中で、それだけを楽しみに来た友達はかなりガックリきた様子。「入場料ぼったくりや!」と怒っていましたが、そのお詫びなのか、別途入場料が必要なはずの庭(と一口に言っても、見わたすかぎり地平線の辺りまで全部庭。)はお金を払わず入れました。←何か見落としていたのかもしれない 修復中の建物は修復中しか見られないんだから逆にレアだ、と思って、修復してるところばっかり写真におさめて来ました。 とにかく庭が広くて広くて、もう笑うしかありません。これでも一番広かったときの何十分の一の広さだって言うんだから、そりゃ暴動も起こるわな! 花の咲く季節に来ればもっと華やかなのでしょうけど、冬の今は華やかさには欠けます。でも見ごたえはありますよ。ほら! 庭に飾られている装飾品はことごとく布をかぶっていました。ある意味壮観です。 これも修復中なのでしょうか…。今までオフシーズンでいい目をみてきたわたしたちに、思わぬカウンターです! でもネタ的にはおいしいよ!
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