2002年8月8日(木)午前。
うーさんとは思えないくらい朝も早よから起きる。なんと朝の6時半だ!破格。
そしていざ東京に下宿中の友達の家へ出発。今回の東京行きは、夏コミ※
に行ってネットのお知り合いとお会いするのが第一の目的だけど、もう一つ、
東京に行っちゃった友達と久しぶりに会えるのも楽しみだったのです。エヘヘ。
「夏コミ」・・・夏に東京で催される、でっかい同人誌即売会のこと。全国各地から、
多種多様のオ○クたちが集まる。
新幹線で新横浜に着いたのが朝の11時。いつもは熟睡してる時間だ・・・。すげえ。
そこからちっとも迷わず友達の家へ。 東京はさんざん怖いところだと聞かされて
育った私は、戦闘態勢だったのが拍子抜け。東京のへんには高層ビルしかないんだわと
思っていたけど、電車から見える風景は、うちの地元と大差ないです。およよ。
日本ってどこ行っても同じなんだなー。
ただし人の多さには閉口。午前11時なんて半端な時間なのに、電車がいっぱいって
どういうことだ。奈良(我が愛すべき地元)なんて、こんな時間にゃ
人影まばらだぞー。シートだって座り放題なのに・・・。うう、座れないなんて誤算だったな。
駅まで友達が迎えに来てくれて、下宿まで歩く。うーん、430(しみお)ったら、
外見は前とあんまり変わらないけど、なんか女の子っぽさに磨きがかかってホントかわいらしくなったーvv
こんな友達を持てて私ってなんて幸せ・・・・vv
などと幸せに浸りながら歩いていると、430が突然
「ああっ!かわいい!」
と叫ぶ。ん、猫!?と思ってそっちの方を見ると・・・
トンボだ。
いやまぁ・・・昔から天然系の子なので、おお、また面白い形容詞を不思議なところで使ってくれるなあと
ほのぼのしただけでした、そのときは。
しかしこの台詞が、これからの3日間を暗示していようとは・・・そのとき誰が気付いていたであろうか(反語)
15分くらい歩いて、430の下宿に到着。
「お邪魔します〜」「いらっしゃ〜い」でお邪魔する。
おお、古いけどよさげな下宿ではないか。おお〜。
ふと。
二つ並べてさりげなく置かれた、見事な昆虫標本が目に入る。
「何、これどうしたん」
「ああ、こっちの、蝶々のやつはもらってん。こっちのは、私が作った」
「自作!?」
驚きつつ、振り向きぎわに、ちゃぶ台の上にさりげなく置いてあった、カギ束のキーホルダーに目がとまる。
「こ・・・これ・・・」
「うん、ゴキャvv(しみっちゃん語でゴキブリのこと)」
どーやら本物のゴキャを透明プラスチックに固めてあるよーです。イヤな予感がふつふつと沸いてきます。
そのそばに置いてある、謎の液体で満たされた半透明のフィルムケース、その中を無言でただよう触角を持った物体を見ないようにしつつ、あることを思い出す私・・・。
そう、彼女は確か農学部農学科生!
「そういえば農学部だったよね、430・・・」
「うん、昆虫学専攻に行こうと思ってる」
・・・こう来たか!!(>_<。)
爬虫類も両生類も好きな私ですが、虫はダメなんス!虫は!
ワーム系(毛虫とか)でなくてインセクト系(昆虫)だったのはせめてもの救いだけど、
・・・・・・だけどやっぱりあんまり嬉しくない!!
「うーちゃんは虫ダメだった?じゃああんまり部屋の中探索したり、冷蔵庫を開けない方がええよー」
かわいらしく笑いながらコワイことさらりと言ってくれます。
そしてひあきに襲いかかる、女子大生らしい小物 と 虫が織りなす、シュールな共演の数々!
お忘れにならないようにもう一度載っけておきます。
私が泊まりに行ったのは
彼女のお部屋なんです。
つづく。
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