2泊3日東京レポート2〜虫と夏コミ〜

2002年8月8日(木)深夜

虫の衝撃もひとまず去り、430(しみお)と夜の8時までお昼寝。(お昼寝か!?)
それから、買ってきたつけ麺を食して(美味しかった!)、お風呂に入ったりと まったり過ごす。

11時頃になって、430のケータイに連絡が入った。

「うーちゃん、『たとう』折り折り大会行く?」
「は?タトウ??」


「たとう」というのは、捕まえた虫を保存する、紙で折った袋のようなものらしいです。
場所は彼女のお友達(男)のおうちで歩いて40分くらい、行き道に彼女の通う大学も通るらしく、面白そうなので二つ返事でOK。



大学は、綺麗だった〜vv 東京とは思えない。畑が一面に広がっていたり(しかし真っ暗でよく見えない)、 ぐるり360度、空が広く見えたり。でもさすがに星は少ないな。奈良だともう少したくさん見えるんだけど。

「向こうは家畜を飼ってるの。山羊とか」

さすがッス。さすが農大ッス。


色々話しながら歩いていくと、自動販売機の前で430が何かを見つけてしゃがみこむ。

ああ、虫だ・・・。やっぱりか。このノリにいい加減慣れてきている私。
「持って帰って標本にするの?それ、カナブン?」
「んー、ううん、珍しくない虫だから。これはブイブイかなー」

言いながら、あっちにもこっちにも見つけては、捕まえて眺め回すしみっちゃん。 幸せそうだ・・・。なんちゃらブイブイとかいう虫(「アオドウガネブイブイ」だよ〜!(430注))も、みどりいろが光って綺麗です。


・・・ハッ!?な、何を言っているの私!!



そんな具合に感化されてきたあたりでお友達のアパートに到着。おじゃまします〜。
おおー、長髪だ。


すごい。漫画雑誌やら段ボール箱やらで足の踏み場がない。うおー、踏む〜;
促されてとりあえず座ろうとしたところ、ちゃぶ台の上に異物を再び発見。




















またこれ系なんかい!!(悲鳴)



あとで教えてもらったことだけど(430も同じものを所持していた)、これ、虫をシメるための道具らしいです。毒ガスが入ってるんだって。あうあうあー(泣)


430「あー、うーちゃんは虫ダメやねん」
彼「そうなんや。じゃああんまり部屋の中探索せん方がええで

そこで同じことを言うのですね。了解です。


とにかく「たとう」を折ります。そのために来たんだからね。
彼はもうすぐ奄美大島に行って、珍しい昆虫をたくさん捕ってくる予定なのだそうな。 そのために「たとう」が大量に要るんだとか。

まずはザラ紙を半分に切っていく仕事。彼はその横で、慣れた手つきで「たとう」を折っています。 紙を切りながらチラチラと盗み見。ふむふむ、折り方は簡単そうだ。
ザラ紙を切り終えたら、あとはクッション用に「たとう」の中に入れる綿を 適度な大きさに切ります。それも終わったら「たとう」折り! これが楽しい!
単純すぎず、難しすぎずの適度な反復作業は本当に楽しいです!時間も忘れて とにかく折る!ていっ、ていていてーい!


折りながら、二人が色々話しているのを聞いて、なんだか勉強になりました。
自分が志す学問に対して、これほどの誇りと好奇心と行動力を持てることは 本当にステキだな。私自身が、入る大学と学部の選択をミスしてしまった感が あるので、羨ましいなぁとも少し思う。
本当に好きなこと、興味を持てることを勉強してる。大学が休みで、 授業が無くても、自分から求めて行動し、研究する。
それは学生として当たり前の姿なのに、 この二人を見ていると、同じ学生であるはずの自分が、とってもちっぽけです。

・・・とまぁ、そんなことをつらつらと考えました。




さて、綿が無くなるまで折りまくって、ふと気付くと深夜4時!!こりゃむしろ早朝だ!

うわー、どうしよう!明日(つか今日)は、「体調は万全にして来ないと倒れるぞ」と さんざん言われた夏コミ当日!!寝なくちゃ!帰らなくちゃー!
体力のない私は、とにかく寝ないとダメなのです。・・・ウッ、なんかお腹も痛くなってきた・・・。

「わー、うーちゃんゴメン!こんなにかかるとは思わなかった!どうする?今から帰る?私責任持ってちゃんと家まで送るから!」
いやしみっちゃん、私があまりの楽しさに時間を忘れてしまったのが悪いのよ・・・
「うん、帰ろっか」

そういうと彼はどうもこんな時間に女の子2人で帰って欲しくないようです。まぁ、そりゃーそうか・・・

「このあたり、農大生狩りがあって、鉄パイプもった奴がウロウロしてるからな・・・」






彼の家のベッド借りました。
怖えーよ(泣)



といっても、腹痛であんまり寝られず。夜更かしをするとお腹にきちゃう困った体質なのです。
それでも我慢して、ウトウトしながら朝の6時ごろになって起きる。「お昼寝したから眠くない」と言っていた430が、見事に床で沈没しています。まだ起きて作業をしていた彼にお腹が痛いと言うと、
「これ、ビオフェルミンの強いやつ」
といって薬をくれました。ううーっ!ありがとう!ベッドを占領しちゃった上にお薬まで・・・。 申し訳ない!飲むとずいぶん楽になりました。


6:30ごろになると430がモゾモゾと動いて、起きあがろうと・・・して、すべってそのまま倒れ込み、 そばにあった時計かなんかに頭を打つ。
「430ー!無事かー(笑)!」
すると彼が笑いつつ
「そいつは寝起きはいつもそんなだからなぁ」


なぜ彼が430の寝起きをご存知なのかは、あえて触れないでおきました。



その後しっかり覚醒した430と、彼のおうちを出発。出がけに、彼が新たに ビオフェルミンを数個くれました。
「たとう折りを手伝ってくれたお駄賃な」
ううっ、ありがとうございます(涙) 本当にさりげなく優しい人だなー。
これなら安心して430を任せられます。(違うって)



とにかくのんびりと430の家に帰ってきました。するとちょうど私の携帯が 鳴り出す。ええっ、誰だろう・・・。

「はい、もしもし」
「あっ、うーさんですか?です!」


きゃあぁ!秀さんだ!!




つづく。


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